2019年4月1日月曜日

同人誌感想「首輪日記9」

以下は2016.3.21のpostの転載です。


コミケ戦利品感想(C89-07)
誌名:「首輪日記9」
サークル名:無名芸
初出:C77


日常的に首輪をつけている主人公と、その彼氏、および周囲の日常を描く4コマ形式の漫画。
特別に異常なものとしてではなく、「ごくありふれた、ただの性的嗜好のひとつ」として首輪のある日常が描かれているのがたいへん良い。奇異なものを見る目ではなく、その心理まで現実的に描いている。しかも、首輪をつけたままの主人公とごく自然に付き合う友人もいて……これ作ってる人たち、ホントに首輪付けてるんじゃないか?
それを把握した上で、「首輪日記9」の「自分も世界の一つと気づくとき」を含む4本+αの漫画を読むことで、より面白さが伝わってくる。他人の人生の一端を垣間見ることができるような、非常に価値のある同人誌だ。
コミケ89で見つけて、在庫が置かれていた「首輪日記」7~13各1部と特別編を買った。計算すると、締めて2,500円くらい(同時に購入した『彼女→人形』も含めて)するんだけど、「全部1部ずつください。いくらですか?」と聞くと「古いのが多いので、まとめて800円でいいです」とかそんな感じで言われ、「いや、価値があると思うから買うんです。」と押し問答して結局2,000円だけ渡して購入した。その選択は正解だったと考える。

同人/漫画/無名芸
http://tsurime.maid.ne.jp/dojin/

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