2021年9月18日土曜日

シャルイース5「エルフ語アルファベット表記(新版)」

 シャルイースから見るアキロゼエルフ語備忘録5

①長母音廃止

②shallysローマ字表記(改)

③単語(改)


①長母音の廃止

やはり長母音を廃止するのが最も考えやすいと判断した。長母音を廃止しても意味や構文上の影響が無い。「シャルイースから見るアキロゼエルフ語備忘録1」を大幅に変更する。

iの全てをyに書き換え、uuはyuにし、他の長母音も全て短母音と合流させる。これによりアキロゼエルフ語の正書法が大きく変化するため、新しいローマ字表記を紹介する。なお、i母音の表記をiではなくyにしたのは、唯一公式によってローマ字化されている単語が"SHALLYS"だからである。

また、"jyulyk"と"neykonya"から、「母音が連続した場合それらが一緒に発音されることがある。」としたい。すなわち、エルフ語に「二重母音」が元々あって時代が進むと別々に発音するようになったのではなく、「母音単位の音節」が元々あって、歌ってる間に続けて発音するようになったと考察する。


ア:長母音と短母音の別がある→長母音廃止。各短母音に統合。

イ:長母音yの後に母音が来る場合、yは子音としてもはたらく→長母音yと短母音iを統合して母音yを設定。

ウ:変更なし。

エ:変更なし。

オ:長母音uuはiuuのように発音する。→廃止。uuはyuと書き直す。



②「シャルイース / SHALLYS」

--大地の唄--

konthaz haleylya on shallys

コンターズ ハレリィア オン シャルイィス

(安息の地を慮りながら)


anym myta potyma y jyulyk

アニ(ムゥ) ミータ ポーティマ イ ジュリーク

(灯火を強く抱き進む)


zy kloks oknoklez dynaw keythyng

ズィ クロクス オクノークレズ ディナゥ ケイティーン

(そうだ、私には沢山の守護者がいる)


hapua myukyll shall beyll

ハプア ミューキル シャル ベイル

(この幸福は故郷の鐘を揺らすだろう)


yaydylyla lew mynas sakchua

ヤァィディリラ レウ ミナスゥ サクチュア

(妃は聖域を魔の手から護る)


dyg naw we mynas (dy) lygadya

ディグ ナウ エ ミナス リガディア

(王は魔の手を切り裂く剣となる)


dyshy dy laswena vetykas

ディシィ ディ ラスェイナ ヴェーティカス

(例え異界の渦に飲まれても)


dy my woyla ju moloh hapua

ディ ミ ウォーイラ ジュ モロフ ハプア

(また歩み始める彼女の明日に祝福を)


Chor.

alovyatulum stulya

アローヴィアートゥルム ストゥーリア

(これはとある旅人の物語)


non tokyas stulya

ノン トキアス ストゥーリア

(そして他でもない君の物語)


ju moloh hapua shallys

(かの国の未来へ祝福を)


es tuna lygaly vydya

エス トゥナ リガリ ヴィディア

(成すべきことがあるならば生きるのだ)


falatosto lumya dyz lomo

ファラトスト ルーミア ディズ ロモォ

(かの死は名誉だが美徳ではない)


kulsu wynya nyna y jyulyk

クルス ウィニア ニナ イ ジュリーク

(声を上げよ、拳を上げよ、灯火を掲げよ


menelasmu oklull

メネラスム オクルル

(面を上げお前の信頼を数えよ)


dylylall pypull nodmull

ディリラル ピプール ノードムル

(踏みしめた足が秩序を刻む)


falma ymbylale mamu sylyhuly

ファルマ インビラーレ マム スィルリフリ

(呼応するファルマの鳴き声に誘われ)


onomabull vanylo undalune

オノマブル ヴァニロ ウンダルネ

(指でなぞるせせらぎに言葉を乗せて)


dyna wya salame

ディナ ウィーア サラメ

(さて歌おう、あの碑の代わりに)


te kanto mylalyla

テ カント ミラリラ ア

(どこまでも続く大地の唄を)


hafyt lasymya

ハァフィット ラスィーミヤ

(ふと立ち止まって見上げた空に)


fymola shelo neykonya

フィモラ シェロ ネィコンニア

(愛する家族の顔が映った)


dy my woy plopo neona

ディミ ウォーイ プロッポ ネオナ

(また歩き出す私の隣に)


fymola shelo lala...

フィモラ シェロ ララ… ララ

(愛する友の顔が映った)


Chor.


mow lyu pe sangto

モウ リュ ぺ サント

(大丈夫、昨日の傷はもう癒えたから)


mow lat te kanto

モウ ラタ テ カント

(大丈夫、今日も大地は味方だから)


dy my woyla ju moloh hola

ディ ミ ウォーイラ ジュ モロフ ホラ

(また歩み始める彼女の明日にどうか…)


dy my woyla ju moloh hapua 

ディ ミ ウォーイラ ジュ モロフ ハプア

(また歩み始める彼女の明日に祝福を)



③単語1

y(前置):~と共に

jyulyk(名):灯火

zy(感):そうだ

hapua(名):幸福

myukyll(動・意志・三):揺らす

shall(形容):故郷の・祖国の

beyll(名):鐘

yaydylyla(動・主・三):護る

lew(前置):~から

mynas(名):魔の手

sakchua(名):聖域

dy(前置):また~する

my(助動):~しだす

woyla(動・主格・三):歩く

ju(名):明日・未来

moloh(動・意志・三):たどり着く

stulya(名):物語

non(強調):他でもない

tokyas(代名・属格):二人称。

kanto(名):大地

woy(動・主・一):歩く

mow(感):心配はいらない

hola(感):どうか

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