2019年2月2日土曜日

小説感想「(この世界はもう俺が救って富と権力を手に入れたし、女騎士や女魔王と城で楽しく暮らしてるから、俺以外の勇者は)もう異世界に来ないでください。」

以下は2018.6.10のpostの転載です。

「(この世界はもう俺が救って富と権力を手に入れたし、女騎士や女魔王と城で楽しく暮らしてるから、俺以外の勇者は)もう異世界に来ないでください。 (MF文庫J) 」読了。

平坂読が自身の作中で語るとおり、全ては流行だ。今は文章のようなタイトルが流行ってるので、売るためにはその流行に乗せる必要があり、実際に売れているので問題ない。僕もタイトルに惹かれて買ったわけだしな。
このスレ主は要するに「最近のラノベの文章~wwwww」という類いの者で、おそらく「昔のラノベ」の楽しみ方はわかるけど「最近のラノベ」の楽しみ方がわからないのに、「まだ俺はラノベの真の楽しさを知っている」というアイデンティティを保ちたいために「最近のラノベ」をけなしているだけだろう。

以下感想。

内容はタイトルの通りで、主人公は既に世界を救ってしまっている。そんな世界に、後発で転移してくる勇者とは........。
なんと、「のぶ」「GATE」への皮肉であった。他の「スライム」や「テルマエ・ロマエ」的な要素もあるけど、それらは申し訳程度。
実際にこいつらが来たらどうなるか?「異世界」は侵略されるばかりなのか?というあたりが掘り下げられていて面白い。読む価値のある作品だと思う。そして、タイトルはこれこそが似つかわしい。この作品のタイトルが「守れ!既得権益!」では、僕も手に取らなかっただろう。

このラノベタイトル考えた編集ってさ本当に一流大学出てるのか?

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