以下は2015.3.19のpostの転載です。
SHIROBAKO面白い。16話まで見た。
1話ではいきなり専門用語が洪水のごとくあふれていたが、これはたぶん意図的だな。3話くらいになると落ち着いてくるし、15話ではイチから説明している。なるほど説明されると地味だから、先に面白いところを見せようと言うわけね。
2話、3話の流れは非常に面白く引きつけられた。その後も小ネタを挟みつつ、世界をしっかり作っているところが見られて良い。少しずつキャラクターの性格が視聴者に伝わってきて、後半になる頃には否応なくキャラクターへの愛着がわいてくる。恐るべきキャラクターデザインだ。渡辺Pは前半では左うちわだったけど、あれはデスクが有能だったからかもね。
各人、少しずつ見せ場はあり、仕事もしているしで文句ない。しかも、数話単位で小問題が解決する作りになっており、カタルシスが効果的に働く。視聴がストレス無く進み、ごきげんである。前半は高梨の仕事がいい加減で少しうざかったけど、それでもある程度やってたから僕としては許容範囲だったよ。
後半になってゴスロリ様は赤の入った服にしてるけど、これは杉江原画に触れて心情に変化があったということなんでしょうかね。
ゴスロリ様が打って投げて怒って武装して大活躍。ゴスロリ様好きなのでたいへん気持ちの良い回でした。
エンジェル体操はあまり刺さらなかったなあ……今回は小ネタで攻める回だったのかな?りーちゃんの古傷抉りや、がんばるにゃー等。
なお男性キャラで好きなのは演出の山田さん。2話の半泣きになるところで本気さが伝わってきた。
以下は2015.4.29のpostの転載です。
「SHIROBAKO」を今更ながら最終話まで見ました。
更に、DVD3巻の特典映像「えくそだすっ!」1話も見ました。
かつて、これほどまで本編よりEDテロップが注目されるアニメがあっただろうか!監督はもちろん木下監督、安原や久乃木の名前もあった。
SHIROBAKOたいへん面白かったです。以前に感想で書いたけど、小問題の解決を少しずつ描くことで飽きさせない作り、全体を通した主人公のテーマ「なぜアニメを作るのか」も筋が通って最終回に見事まとめられましたし、各人の成長も目に見えて確認できた。ご都合主義なところはもちろんあるけど、それを織り込んでも、キャラクターが生きているように見えたし、「リアル」なカタルシスも得られた。最高レベルに面白く、完成度が高いアニメだと思いました。
しかし1話みたいなぶっ飛ばした入りは個人的にあまり好きではないので……できれば押さえてくれると助かるんだよなあ……。
SHIROBAKOで特に面白いのは人間関係。仕事をしていく中でどうしても生まれるひずみや衝突、または協力関係や同調などが、実際に存在しているかのような説得力を持って描かれている。それは死亡や決裂などの破壊的なものではなく、切磋琢磨。そして皆が制作に一生懸命であるということが伝わってきていて、見ていて気持ちが良かった。
「制作進行」は、絵も描かないし声も当てない、CGも作らないし台詞を考えるわけでもない。いったい、どういう仕事なんだろう、というのは全体通じてあったわけですが、「人と人を繋ぐ」という立場なのですね。そしてそれは、SHIROBAKO全体のテーマとも繋がる。それを総括したのが、最終回でのスピーチなのだと思います。
人に勧められるアニメが、また一つ増えました。
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