2019年1月30日水曜日

アニメ感想「ウィッチクラフトワークス」

以下は2014.4.5のpostの転載です。

「ウィッチクラフトワークス」見終わりました。

けっこう面白かったです。

・まず、僕はテーマソングが好みか否かが非常に重要であるところ、当作はEDがとても好みだから。単純だけど、女の子が複数人で歌ってる歌はいいね。テンポも良くて、映像もなかなか。本編でのカラオケをイメージしてるのかもしれない。

・次に、「魔法少女もの」には珍しく、全員本気で事に当たっていること。負けはしたが、倉石が序盤で主人公を殺すために彼女の持つ全兵力をつぎ込んだあたりで、「この作品は『やってくれる』」と思ったものだ。
これはわりといら立ちを込めて述べることだが、魔法使いが出てくる話、特に美少女アニメには真剣さが足りない。世界を救うだの何だの言ってる間に、やれ男の子が何だの、ボスが「まだ奥の手があるよ」だの言っている。特撮かよ。
「人造昆虫カブトボーグV×V」という作品の中に、悪役が犯行予告より早く計画を実行する話があったが、僕はあれを高く評価する。世界を壊そうとか大きな事を為そうとか言う人は、手加減をしてはならぬ。
あと街が結構めちゃくちゃになってるところから、本気さが伝わってきて良かった。主人公が何とかしちゃったけど、あれは「不可逆を嫌う」ことについてはまた語る時が来よう。

・「白いアレ」が出てきてからは、話はわかりやすくなったけどつまらなくなった気がする。白いアレがでてきてからは、なんというか、アクセルワールドっぽいというか……いつもの「主人公が男で女の子が主体の特殊能力モノ」になってたので、面白みはぜーんぜんだったね。

・悪役とはいえ、何カ月もかかって準備してたのに、強大な魔女の前にアッサリ破られるのは心が痛むねえ……。主人公と言うのは、かくも非情な存在なのだ。

・主人公がヘタレなのは逆に興味深い。自分の腕なり命なりを差し出す際には全くもって躊躇なしなのに、火々里にキスするのにめちゃくちゃ動揺してるのはどうかと思うんだけど……。ラブコメでキスというのは、街の一大危機よりも重いということがはっきり示された。

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