2019年1月23日水曜日

枯葉ドライバー逆走の話

以下は2018.1.30のpostの転載です。

枯葉(1)
今日の帰り道にあったことを共有する。

僕は広い片側二車線の道路(以下、『県道』という。)で信号待ちしていた。下り線・内側車線・先頭にいたので、周囲はよく見渡せた(図の黒い帽子が自車)。なお、 県道の上り線と下り線の間には乗り越えられない中央分離帯が,設けられている。
さて、当然県道の信号は赤だ。直行する道(以下、『市道』という。)は黄信号で、まもなく赤になるところ。
県道は普段から非常に交通量が多い。市道は少ない。黄信号ということもあり、出てくる車はなかった。

A病院は地域でも一、二を争う大病院で、県道に面している。緑帽子の車は、帰り道なのだろう、病院から出ようとしていた。このもみじマークをつけた車が、今日の主役だ。
枯葉(2)
もみじマークは病院から 右折で 出て、交差点の手前で停止した。
繰り返しになるが県道は片側二車線で、上り線と下り線の間には中央分離帯がある。もみじマークが止まった地点に停止線は無い。なぜなら、上り線に、下り向きで止まることは想定されていないから。

逆走だ。

周囲に戦慄が走った。

枯葉(3)
信号が青になった。
しかし、僕を含めて信号待ちの車も、もみじマークも動こうとしない。
ある意味、当然だ。上り線の車は、目の前に逆走車が止まっていては、動けるはずが無い。僕は、もみじマークの動きが予測できないので安全側に立って停止。もみじマークは、目の前に居並ぶ"対向"自動車に目がくらみ、動けないでいたようだ。

まあ、この瞬間の気持ちはわからないでもない。
もみじマークは、下り線に乗りたかったのだ。A病院に入るときには左折で入った(はずな)のだから、帰りは右折すれば良い。たとえ、病院の出口に 「左折で出ろ」 と書いてあったとしても、無理からぬことなのだ。
そして、自身が逆走するなどとは、これまでに一度も考えたことも無かっただろう。それが、突然、交通量の多い県道の 上り線の車全てを向こうに回して大見得を切って しまったのだ。狼狽する。

しかし、下り線の外側車線…僕の隣の車は、なんと、特に注意も払わず走り出してしまった!!(青矢印)
危険はここに極まるかと思われた。

枯葉(4)
青信号で走り始めてしまった下り線外側車線の車も、気持ちがわかるといえばわかる。下り線外側車線から、上り線の(しかも、普通であれば車が停止しない位置の)ことなど、普通気にしない。

ところが、さらなる危険がその先にあった。

この状況に至って、逆走車が自身の現状を把握したら、時間がかかってもUターンするか、"右折で"市道に入るべきだろう。
しかし、ことは非常時。下り線の車に釣られるようにして、逆走車は下り線に入り、さらに わざわざ車が走り始めている外側車線に入っていった

もうやめて!!!めちゃくちゃすぎるだろ!!!!

運良く、というか、なんとか、というか、逆走車は外側車線に入ることができた。入ったのを確認して、上り線の車も、僕も走り始めることができた。

そして今、改めて思う。

死ね、と。(終)

0 件のコメント:

コメントを投稿