以下は2015.9.15のpostの転載です。
10話まで見たので、ネタバレですけども…
怖い。
相当久しぶりに、ホラーで「怖い」と感じた。
ホラーというのは、日常から怖い状態への落差が重要なんだと思う。しかし僕がこれまでに見たことあるホラー作品は「そら怖いぞ、やれ怖いぞ、……ほらドーーーーン!!!!」みたいなわざとらしさのようなものが先だって、つまらなくてまともに見られない。「びっくりする」というのは時々あるが、「怖い」というのは無い。
しかし「がっこうぐらし」の怖さは格別だ。
まず、登場人物が弱い。女の子だからある程度当然だが、飛び道具も無いし有効な策も無い。まともな攻撃力は、なんと胡桃のスコップのみ。蟷螂の斧とはこのことだ。
次に、敵がある程度の攻撃力を持っている。主人公が無双する作品も多いが、「がっこうぐらし」の敵は強い。数もあって、個々に攻撃力を持っている。
さらに、外部からの連絡がほとんど望めない。待てど暮らせどラジオは入らず、いつも窓を眺める悠里らにも助けは見えず、デパートまで行って帰ってきても美紀と太郎丸以外の生存者が無い。
登場人物の強さと、敵の強さとのバランスが、作品のテーストを決めるのだと思っているのだけど、「がっこうぐらし」は特筆して主人公側が弱い。「遠足」時を除いて、着実に主人公側の戦力は失われていってるし。
唯一と言ってよい強みが、校舎の居住性。これのおかげで立てこもっている間にも水遊びに興じたり、体育祭をしたり、衣食住を整えられた。なんだかんだ9話まで、守られた環境で比較的安全な日常(?)描写が多かった。
しかし、10話ではついにバリケードが破られ、籠城は破られる。主人公側の貴重な戦力である胡桃が負傷、あまつさえ敵方に落ちそうになる。
主人公側には武器は無く、機動力も無く、助けは無い。恐慌状態の悠里と、非戦闘員の由紀を背負い、不確かな一縷の望みにかけて危険地帯に赴く美紀。
……なにこれ!怖すぎ!!こんな気持ちで、俺は1週間を過ごさねばならないのかよ。
こんな状況で、キュゥべえなんて出てきやがったら、契約しないでいられる者など、一体いるのだろうか。っていうか契約してくれないと、絶望的な展開に視聴者が(特に俺が)耐えられない。
怖い。
相当久しぶりに、ホラーで「怖い」と感じた。
ホラーというのは、日常から怖い状態への落差が重要なんだと思う。しかし僕がこれまでに見たことあるホラー作品は「そら怖いぞ、やれ怖いぞ、……ほらドーーーーン!!!!」みたいなわざとらしさのようなものが先だって、つまらなくてまともに見られない。「びっくりする」というのは時々あるが、「怖い」というのは無い。
しかし「がっこうぐらし」の怖さは格別だ。
まず、登場人物が弱い。女の子だからある程度当然だが、飛び道具も無いし有効な策も無い。まともな攻撃力は、なんと胡桃のスコップのみ。蟷螂の斧とはこのことだ。
次に、敵がある程度の攻撃力を持っている。主人公が無双する作品も多いが、「がっこうぐらし」の敵は強い。数もあって、個々に攻撃力を持っている。
さらに、外部からの連絡がほとんど望めない。待てど暮らせどラジオは入らず、いつも窓を眺める悠里らにも助けは見えず、デパートまで行って帰ってきても美紀と太郎丸以外の生存者が無い。
登場人物の強さと、敵の強さとのバランスが、作品のテーストを決めるのだと思っているのだけど、「がっこうぐらし」は特筆して主人公側が弱い。「遠足」時を除いて、着実に主人公側の戦力は失われていってるし。
唯一と言ってよい強みが、校舎の居住性。これのおかげで立てこもっている間にも水遊びに興じたり、体育祭をしたり、衣食住を整えられた。なんだかんだ9話まで、守られた環境で比較的安全な日常(?)描写が多かった。
しかし、10話ではついにバリケードが破られ、籠城は破られる。主人公側の貴重な戦力である胡桃が負傷、あまつさえ敵方に落ちそうになる。
主人公側には武器は無く、機動力も無く、助けは無い。恐慌状態の悠里と、非戦闘員の由紀を背負い、不確かな一縷の望みにかけて危険地帯に赴く美紀。
……なにこれ!怖すぎ!!こんな気持ちで、俺は1週間を過ごさねばならないのかよ。
こんな状況で、キュゥべえなんて出てきやがったら、契約しないでいられる者など、一体いるのだろうか。っていうか契約してくれないと、絶望的な展開に視聴者が(特に俺が)耐えられない。
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