2019年2月2日土曜日

アニメ感想「結城友奈は勇者である(鷲尾須美の章)」

以下は2014.12.27のpostの転載です。

結城友奈は勇者である最終話感想


勇者部、五箇条!ひとおつ!
なせば大抵なんとかなる!!


今回も夏凛が見せ場作ってたね。とにかく熱い最終回だった。

11話を見終えた僕は、ゆゆゆ最終回がどんな結末になるかなあ、なんて、考えていたんだ。
上:「魔法少女まどか☆マギカ」類型:システムを構築し直し、勇者なんて要らない世界にする。または、供物を要らなくする。四国以外も解放する。
中:「舞乙-HiME」類型:システムそのまま。傷ついた者も元には戻らないが、新しい日常を構築していく。
下:「舞-HiME」類型:全部ちゃぶ台返し!システム?何それw供物も返してもらって、なんかよくわからないけど、なんとかなりました!

「舞-HiME」だった………orz

マジでさ、こういうのさ、酷いと思うわけよ。
「身障者を馬鹿にしている」とは、思わないけど、勝手にそういう目(障害に切り込んだ珍しいアニメだと思ってました)で見てた僕としては、勝手に落ち込んでるわけですよ。
煮干し(夏凛)がバーテックス5体と連戦したときに流した俺たちの涙返せって感じですよ。「舞-HiME」は実は見てないので、心情的には渚が突然生き返った「CLANNAD AFTER STORY」見てた時と同じくらいガッカリしている。あれは一応、設定的前置きがあったから、まだマシなんだけど。
翻って、やっぱ「魔法少女まどか☆マギカ」ってすごかったんだなあって思う。最善手を打てたわけじゃないけど、視聴者・主人公共に世界観を理解して、それを打破したのだから。

で、だ。
新しい神樹は、どうやって四国守るの?供物返しちゃって、力弱まりそうなもんだけど。
あるいは、乃木らの供物は返したけど、新しい勇者は将来必要で、「今回の勇者ぶち切れててマジやばかったわwwwwとりあえず勇者東郷の周りの人間の供物返して、落ち着かせようっと。まあ何十年後かには新しい勇者要るから、そんときの後輩ちゃんには、できるけだけ何も教えずに、あと壁も壊させないようにしないと。」ってことかな?
救いは無い。

つーか尺足りねえんだよ…せめて2クールやってほしい……
世界を滅ぼした神も、神樹の神も、なんにもわからないまま終わった、不可解なアニメでした。



以下は2017.4.22のpostの転載です。


「結城友菜は勇者である~鷲尾須美の章~」(以後『わすゆ』)の2話「たましい」を見たが、TVアニメ本編の疑問点がちょっと理解できた気がする。


具体的には、TV本編で「満開」時に「なんで少女の身体機能を奪うのか」という疑問だった。「わすゆ」の時代では、勇者システムには「満開」機能は無かったのね。
三ノ輪の敗死で、3人しかいない勇者が2人に減ってしまった。戦力としては大幅な低下だ。「大赦」はこれに緊急で対応した可能性が高い。その発現が身体機能を捧げて戦力と化すブースト機能「満開」だと思われる。ただ、これの最初の適用者が乃木で、めちゃくちゃな「満開」をした結果、すごい戦力を得たのと同時に、「大赦」(または神樹)もめちゃくちゃな身体障害を乃木に与えてしまったのではないか。鷲尾は下肢の機能だけで済んだけど。
この後鷲尾は記憶を改変され、名も改めたのだろう。乃木が戦前の日本の大将の名であるのになぞらえて、同様の名で乃木より後続の大将の名を鷲尾に与えたと考えられる。それで東郷。
TV本編の終盤で、東郷が「大赦」(あるいは神樹)に吶喊した後、みんなの身体機能が元に戻ったが、これも「満開」が一時的なシステムだと言うことを踏まえれば理解できる。しばらく力を貯めていた「大赦」(あるいは神樹)が、供物無しでもある程度四国を支えられるようになったからだろう。
しかし、三ノ輪の敗死を受けて、女児を死なせないように「大赦」(または神樹)が配慮してやった結果が「満開」と身体障害なのに、それらに耐えかねて東郷が叛乱するとは、「大赦」もやってられんだろうなあ。TV本編以降の時系列では、女児は再び死ぬようになるのだろうな。



以下は2017.7.20のpostの転載です。

「わすゆ」3話を見たので。

ほぼ、「わすゆ」2話を見た際に感想として考察したとおりの展開だったので、特筆してあれこれというのは無かった。

しかし、このスタッフの趣味の悪さはどうにかならんもんかね。必然性よりも、話を面白くする(女の子をひどい目に遭わせる)ことを優先してるもんだから、よくわからないことをする......。
ただ、「わすゆ」を最初からストーリーとして考えてあって「ゆゆゆ」が書かれていると言うことがわかったので、そのへんはとりあえず納得できる点があり、よかった。

銀の葬儀の尺がちょっと長すぎ。最後の園子・須美の別れのために尺が割かれておらず、僕は不満だ。今生の別れぞ。もっとじっくりと、園子の恐怖、愛、決断を演じてほしかった。
また、女の子の身体機能の剥奪がどうして神樹の力になるかも不明。しかたないからちょっと考えるか。「勇者を死なせないため」には二つの意味があると思われる。自死を防ぐことと、生命の維持。そのへんを総合して考えると、力を一時的にブーストできるが、反動で身体に大きな負荷がかかる。身体全体へのダメージを、神樹パワーで「体の一部分に集中させた」ことの結果が身体機能の喪失と考えると、つじつまが合うかな?
「ゆゆゆ」で部長がぶち切れた後に同様の理由で東郷がぶち切れてた。このことについて僕は「なんで前の話蒸し返すの?」と思ってたけど、東郷は少なからず園子との思い出話を9話で聞き、自分の忘れてしまった(忘れさせられた)仲間との絆から無常感を募らせてたのね。

0 件のコメント:

コメントを投稿