2019年3月31日日曜日

いじめについて

以下は2015.10.24のpostの転載です。

他人のPOSTのコメントで

「いじめられるべき奴」がいじめられている状態、

これを「いじめる奴」は欲している。そして、それを成立させるためにいじめているのだ。つまりいじめること自体は正確には目的ではない。


って書いたけど、思い付きにしてはわりとマシなこと言った気がするので精査して考察に加えよう。




以下は2016.6.2のpostの転載です。

舛添の動向についてのテレビ報道を見ていると、ただのいじめであること・みんながいじめを待ち望んでいるということが非常によく伝わってくる。




何かの問題があれば、もちろん、責任を負う者への追及は必要。しかし、その報道内容は子供と見紛う低俗さ加減、いや正義の御旗を振りかざして行っている分、それ未満と言える。

不正な(と考えられる)会計を指摘する場合では、無駄に地図のパネルを持ってきて「ここへの出張についての問題です」と示してくれる。行き先関係ないだろ。

釈明会見でも、内容をそっちのけで、「同じ言葉を連発していました」だと揶揄する。それも全然関係ないし、むしろ同じ言葉が出てくるのは正確を期す時に良くあることだ。

しまいには「心理学者」まで持ち出してきて、舛添の心理的内容まで暴こうとする。もはや政治とは何の関係も無い、つるしあげ一辺倒の報道で大変不快だ。




で、無論、これを望んでいるのがさらに下のレベルを行くバカな視聴者だ。都議会の傍聴席がいっぱいになったのがその表れであり、しかも「こんなに混むのは猪瀬元都知事の辞任以来」というから、どれだけクズどもがいじめ大好きかが知れるというもの。


こんな「大人」が、テレビが、「いじめはダメだよ」だなんて、口が裂けても言えるもんではないだろう?





以下は2016.6.2のpostの転載です。

引用始「このような例が、蓄積されず、研究対象とならず、伝播していかず、「素晴らしい先生」の一実践の終わってしまうのが、教育界の最大の欠点です。

 そこを何とかしたいと痛切に思った一日でした。

」引用終

これだな……

この「いじめ対策」はすごい!

http://www.moriguchiakira.com/entries/2009/05/20

「7 いじめの事実を認め、「泣くまで」反省した加害者は、通常、被害者に謝りたくなるのですが、
 すぐに謝らせることはしない。
 ※ すぐに謝ると加害者が「すっきり」するからです。

8 少なくとも一週間の時間を置いて、加害者に謝ることを許す。
 ※ 被害者にとって、加害者から謝ってもらうことは大きな癒しになるという報告を別の会合で聞きました。」






以下は2014.12.27のpostの転載です。

二行文盲のための要約:「人生におけるコミュニケーションは、しばしばTRPGで説明でき、僕らはそのプレーヤ(ときどきGMを兼務)だ。」


自前の「未否定仮説」だなんて言えないくらい、繰り返されてきた議論だけど、

日本人って(もしかしたら人間皆そうなのかもしれないが)、常に「その場における自分の役割」(ややこしいので以下『ロール』と称す)を演じているよね。そのロールに基づく発言が「建前」であって、それによらない、個人の考えが「本音」なのだろう。

たとえば、ある弁護士Aが、被告人Bの弁護をするとして、Bが無罪を主張していればAはBの弁護をせねばならぬ。いくらAが本音をどのように持っていようと、だ。




おそらく、高度に完成された社会ほど、本音と建前の使い分けは必要になる。全員本音を言ってそのとおり暮らしたら、ロールによって成り立っている社会システムは崩壊し、誰も働かないからだ。そして、本音を言う人が増えれば増えるほど、建前でコミュニケーションを取っている人間が割を食うことになる。

これによって本音を言うものが排除されるのではないか。




さて、そもそも「ロール」は誰によって決められるかというと、TRPGではGM(ゲームマスター)が決めることになる。GMは参加者が面白く遊べるように、ゲーム内のルールを曲げたり、パラメタをいじったり、イベントを起こしたりする。そしてGMが決めたルールを遵守する上で起こる事象は「面白いものである」という暗黙の了解がプレーヤの間で在る。




世の中、TRPGなんじゃないか。GMは持ち回りになる場合もあるし、PCを兼務しながらの場合もある。現実って、これなのではないか?

僕が頻繁に考察する、「いじめの発生時における条件」にも適用できそう。いじめは、その場における”GM”が、いじめイベントを発生させ、ある人にいじめられるロールを押し付けることから始まるんではないか?

いじめられるも者は、別の者にロールを押し付けることができない(それができるのはGMだけ)し、そのロールから逃れる手段といえば「ゲームから降りる」ことしかない。このことが、どのように考察できるかは、別の機会に考えよう。しかし、「ゲームから降りる」ことの恐怖は、いじめロールを続ける痛みよりも、おそらく、大きい。





以下は2017.2.25のpostの転載です。

NHK教育(いや......『Eテレ』か)の「いじめをノックアウト」という番組が、気が遠くなるくらい良い番組なので、マジで学校教育の道徳の時間に毎時間流して欲しいと思うくらいなんだけど。10分番組なので時間も適切だろ。




受信料に見合う価値のある番組なので、ぜひ他の人にも見て欲しいのです。年度で放送スケジュールが組まれてるけど、話題はほとんど1回完結だから問題ない。




いじめが起こるときのきっかけ、SNS上での意見の食い違い、いじめをし始めるときの気持ち、いじめられた者の選択肢の少なさ、止める方法、等等毎週土曜朝はこれを見ている。朝早い番組だから録画だけどね。しかも再放送だけどね

MCは、本放送時ではAKB48総監督だった高橋みなみ。ベストキャストである。誰がなんと言おうとこの番組の適役はこいつ以上いない。AKB内での軋轢も見てきているし、年齢が子供と近いから感覚も理解されやすい。SNSの問題点も把握しているし、AKBの総監督として「一歩引いた立場」でものを見るのに慣れている。

また、たかみなだから言えるさばさばした意見も素晴らしいし、無駄にしんみりすることも無い。10分番組だからそんな余計なこと言ってる時間は無いってのもある。他の、いじめをテーマにする番組で散見されるのは、「いじめられてるヒトってこんなにかわいそうなんだよ~ほらほらかわいそうでしょ」って言って番組のキャストが泣いたり訴えたりするやつなんだけど、そんなの何も、1ミリも伝わらんからね。いじめはバラエティじゃないんだわ。




「“いじめたい気持ち”ってどこから?」という話題で、たかみなが「楽(楽しい。また、楽な方向に向かおうとするといじめになりやすい)」という意見を出したのに感銘を受けた。「こいつがMCやってるならこの番組は価値がある番組だ」と思えた。

他では、「LINEのトラブルをさけるには?」という話しの中でたかみなの意見が冴えてた。AKBのファンだったことは無いが、たかみなは個人として尊敬に値する。




LINEのトラブルをさけるには?

http://www.nhk.or.jp/tokkatsu/ijimezero/shiryou/2016_008_01_shiryou.html

0 件のコメント:

コメントを投稿